中国メディアの環球網は１１月２７日、韓国ＭＢＣテレビの報道を引用し、４人の韓国人がこのほど長崎県対馬市で仏像を盗んで逮捕されたことを紹介した。さらに、韓国人が対馬市で仏像を盗む理由について「仏像は韓国のものであり、対馬市も歴史上、韓国領だったと一部で考えられているため」などと伝えた。


　記事は、韓国人４人が２４日、対馬市内の寺院から仏像と経典を盗み出したとして日本の警察に逮捕されたと紹介し、逮捕されたうちの１人は韓国国内の寺院の住職だと伝えた。

　さらに、韓国人４人が盗んだ仏像は９世紀の新羅の時代のものと考えられていることを紹介したうえで、対馬市の文化財に指定されているものであると伝えた。また、逮捕された韓国人４人のうち、２人は仏像を盗み出すために対馬を訪れたことを認めているとしたほか、残る２人は窃盗容疑を否認していると紹介した。

　また記事は、これまでにも韓国人が対馬市内から仏像を盗んだことがあると紹介したうえで、韓国人が対馬から仏像を盗む理由について「一部の韓国人はかつて対馬が韓国領だったとして、今なお対馬に対する領土意識を抱いているためではないか」と主張。さらに韓国の歴史専門家の話として「１４１９年の文献では対馬が韓国領だと記されており、１８世紀に日本に併合された」などと主張した。

　さらに韓国の一部の民間団体が「対馬が韓国領だった証拠を探す」活動を展開していることを紹介したうえで、「今回盗まれた仏像は９世紀の新羅の時代のものとされているため、一部の韓国人は同仏像がもともと韓国のものだったと考えている」などと伝えた。（編集担当：村山健二）


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