「武林風世界拳王争奪戦」は今年(2015年)が開催6回目。試合開始後に王選手の右ストレートが原田選手の顎をとらえた。原田選手はマットに沈んだ。それでも攻撃を止めない王選手をレフェリーが止め、王選手のKO勝ちを宣言した。試合開始後23秒だった(一部メディアは21秒とした)。
微博には、自国選手の圧倒的勝利に興奮した書き込みが次々に寄せられた。「よし!」、「強ええ」、「中継見た。爆勝だ。王冠、おめでとう!」、「見た。私の血は沸騰した」などだ。
一方で、河南衛星テレビは動画を配信し、威海網など多くのネットメディアが、倒れた原田選手に王選手がなおも攻撃を続ける画像を掲載した。そのため、「相手が倒れたのにまだ殴っていたよいのか?」、「レフェリーが止めても、まだ攻撃していた」などと、王選手の戦い方に疑問を示す声も寄せられた。
さらに、試合規則では「相手が倒れても、レフェリーが最終的に止めるまでは攻撃を続けてよいことになっている」と、王選手の攻撃はルール違反とは言えないとの考えを示した人もいた。
**********
◆解説◆
「武林風世界拳王争奪戦」は薄いグラブをつけただけで殴り合いを認めるという、かなり危険なルールを採用している。双方がルールにもとづいて試合をしたとするならば、開始直後に意識が混濁するほどのダメージを受けたことも、出場選手の「自己責任の範囲内」との見方が可能だ。
自国選手が圧倒的勝利をおさめれば、多くの人が熱狂することも不思議ではない。ただ、微博の書き込みを見ると、打ち破った相手が「ほかならぬ日本人」だったことで、喜びがさらに高まっていると分析できる。反日感情というよりも、「なかなか追いつくことのできない日本を破った」ことで興奮が高まったようにみえる。
1950-60年代にプロレスラーとして活躍した力道山(実際には現在の北朝鮮出身)が、米国人選手として招いたシャープ兄弟(実際にはカナダ出身)を「空手チョップ」などで撃破した際に日本人が見せた熱狂ぶりと類似の現象であるようだ。(編集担当:如月隼人)(写真は威海網の同記事掲載頁のキャプチャー)
【関連記事】
中国にはもう・・・日本への対抗手段がない
欧米人から見た「日本と中国」、チカラの差は「極めて大きい」=中国メディア
自衛隊の「隠された実力」 中国は日本のライバルにもなれない=中国メディア
「少林サッカー」が現実に!? 「武術とサッカーには共通点が多い」と育成責任者
「顔面踏みつけ」のJリーグ・韓国人選手に・・・「極めて悪質」と中国メディアも断罪











