中国メディアの環球網は18日、AFP通信の報道を引用し、小説家の村上春樹氏がこのほど共同通信のインタビューに対し、「日本は中国や韓国など第二次世界大戦で侵略の被害を受けた国に何度も謝罪するしかない」と述べたことを伝えた。

 記事は、村上氏が「歴史問題の認識は非常に重要であり、日本が真摯に謝罪することが重要だ」と述べたことを紹介し、相手国が「もう良い」と言うまで謝罪し続ける必要があるとの認識を示したことを伝えた。


 続けて、AFP通信が村上氏について「日本を代表する小説家の1人であり、これまで何度もノーベル文学賞候補にノミネートされている」と紹介したことを伝え、村上氏は日本政府が第二次世界大戦での侵略について責任逃れをしていると批判する姿勢を取っている小説家であると紹介した。

 また記事は、村上氏が「謝罪することは恥ではない」と述べたことを伝え、日本による侵略について細部については論争が存在するものの、侵略したこと自体は争いようのない事実と論じたことを紹介した。

 村上氏の発言を紹介した環球網の記事には、中国のネットユーザーからコメントが寄せられている。環球網が愛国論調の強いメディアであるだけに同メディアのユーザーも強い愛国心を持っている様子が見受けられ、「謝罪をする、しないの問題ではない。本当の問題は日本が侵略の歴史を美化していることだ!」、「謝罪の回数ではなく、一方で謝罪しながら、もう一方では“A級戦犯は国に身を捧げた”、“慰安婦は売春婦”などと主張する姿勢が問題だ」といった批判が寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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