中国はロシアと契約を結び、「Su-27SK」を自国でライセンス生産している。中国における機体名は「J-11」だ。ところが中国は「J-11」を改良した「J-11B」などのシリーズも開発。ロシア側は「了承してはいない」として双方が対立することになった。中国は最近になり完成させた試作機とみられる「J-11D」の飛行も行った。
中国は、領土問題などでインドと「対抗関係」にある。外交では平和共存や経済的な互恵を目指しているとされるが、双方が互いに「潜在的脅威」であることに変わりはなく、軍備の面でも互いに「脅威」を強く意識している。
新浪網はインド空軍の主力戦闘機になりつつあるロシア製の「Su-MKI」が視程外射程ミサイル戦でも近距離格闘戦でも、中国軍が現有するJ-11よりも「はるかに上」と指摘。地上や対艦攻撃でもJ-11は「匹敵しない」と認めた。
さらに中国にとって新鋭戦闘機となるはずのJ-11Dについても、航続距離や搭載能力が不足しておりSu-35には及ばないと指摘。
論説は、Su-35について、南シナ海のパトロールにも使えると主張。さらに「中国は最低限でも、米国の「F-35」に対抗できる戦闘機が必要」と主張。さらに、Su-35は総合性能が優秀であるとして、導入することは「中国空軍の第5世代戦闘機を急速に発展させる助けになる」との考えを示した。
同記事については5月7日現在も、「(Su-35を)パクルつもりだな」、「(中国が開発中のステルス戦闘機の)『J-20』だって、Su-35のエンジンだぜ」、「パクれなければ金を出して買う。それ以外に何ができるんだ!」などと自国の方向性を批判する書き込みと、自国批判をした人を「賊」などとする反発の双方が寄せられている。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪網の4月30日の上記記事掲載頁のキャプチャー)
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