記事は、世界が航空便で結ばれた今日において、世界各地の空港では墜落といった大惨事から油圧システムの故障といった軽微な故障まで大小様々な事故が発生していると伝え、「世界でもっとも著名な旅客機でも事故は起きるものだ」と論じた。
続けて、世界の空港でさまざまな航空機事故が起きているにもかかわらず、中国製の旅客機と国外製の旅客機では「なぜこれほどまでに事故時の扱いが違うのだろうか」、「高速鉄道を含め、中国製は非難を受けなければならないとでも言うのか」と疑問を投げかけた。
さらに「新しい取り組みにおける成長は必ずしも順風満帆ではなく、その道は往々にして険しいものだ」と主張し、中国の製造業も高度化の過程で事故が起きることは「免れないもの」と主張した。
続けて記事は、交通機関を利用する人びとにとって「安全第一」こそもっとも重要なことだと伝え、事故に対して人びとがさまざまな見解を呈すのは当然のことであり、「たとえインターネット上で感情的かつ過激な発言があってもメーカーはそれを受け入れなければならない」と主張。さらに、「悪意のある罵りや善悪の見境がない嘘でない限り、メーカーは人びとの主張に向かい合う必要があり、仕事に打ち込み、業績を向上させることで非難に応えるしかない」と論じた。
さらに、2011年に起きた中国高速鉄道の衝突事故の際も、中国国内では高速鉄道に対して批判や非難が殺到したと伝える一方、「事故から時間が経過し、多くの中国人が高速鉄道の利便性を享受すると同時に、誰も高速鉄道を批判しなくなった」と主張し、幸福航空による着陸失敗事故についても「今は批判を甘んじて受けていれば、時間がすべてを証明してくれる」と主張した。(編集担当:村山健二)(写真は環球網の15日付報道の画面キャプチャ)
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