「ノーキッズゾーン」について、アルバイト従業員の10人に7人は賛成だという一方、「ベビーカー部隊(子連れに相当)」は猛反発をしているとのことだ。
19日、韓国の就職ポータルサイトのジョブコリアが運営するアルバイト専門求人サイト「アルバモン」は、1084人のアルバイト従業員から、インターネット上でアンケートを実施して回答を得たという。
まず、「ノーキッズゾーンの登場をどう思うか?」の質問では、「数名の非常識なお客のために、被害を被る人々がいることが残念だ」(32.7%)、「どちらかといえば店主達に共感する」(30.4%)との回答が多く、続けて「これらは運営する店主が決める問題で、気分が悪ければ行かなければいい」(14.7%)、「お客または従業員の1人として賛成」(12.5%)、「薄情だ」(9.6%)の順であったと伝えた。
また、「現在勤務中のお店でノーキッズゾーンができたら?」という質問では、アルバイト従業員の「65.5%が賛成」であり、「反対は19.6%」、「特に考えないが14.9%」であったと伝えたほか、実際、アルバイト従業員の67.7%が、勤務中に「乳幼児連れのお客様より、迷惑をかけられた経験がある」と回答したという。
続けて、アルバイト従業員の92.8%が「乳幼児連れのお客様がしてはいけない行動がある」とし、その中で1番多かった回答は「子供がどのような行動をしても制止せず放置していること」(36.7%)、続いて「危険だと知っていながら子供を放置しておいて、問題が起きたら抗議してくること」(17.6%)、「子供が走り回り、立入禁止の場所にまで入ること」(16%)であったほか、その他の回答として「頑なに駄々をこね、泣いて騒音を誘発する」「テーブルやソファなどでオムツをかえたり、使用後のオムツを放置していく」「お菓子などのゴミを散らかしたままにする」「子供の前でアルバイト従業員を侮辱する」などがあったと伝えた。
また、韓国メディアの釜山日報は、「ノーキッズゾーンにするか、しないか」は、法律的には何の問題もないうえ、2013年、釜山地裁が下した判決では、当時10歳の少女が、食べ物を運んでいた従業員とぶつかった際、熱いスープで火傷を負ったとし、飲食店側が少女側に、賠償金4100万ウォン(約420万円)の支払い命令が下ったことが、「ノーキッズゾーン」を拡大させるきっかけとなったと伝えている。
最後に記事は、5歳以上の子供を持つ親からは不満の声が大きく、店主達が過度に神経質にならないでほしいと主張していると伝えたほか、子供を持つ親を一括りに「罪人」扱いしているという声も多いと伝えているが、その一方で「他人への配慮」や「事故防止」は必要であると報じた。(編集担当:木村友乃)(イメージ写真提供:123RF)
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