記事は、習近平国家主席が軍事パレードで乗った「紅旗」は、特別に生産された「紅旗CA7600J」というモデルであることを紹介し、「量産されていないため、価格をつけるとすれば800万元(約1億5000万円)はくだらない」と主張した。
さらに、中国自主ブランド車は国外メーカーの自動車のコピーに見えるとしながらも、「紅旗」については中国産の自動車であると同時に、世界でもっとも民族的文化と伝統的要素を含んだ自動車だと主張。
また、紅旗のデザインは中国らしさが表現されたデザインであるとし、「紅旗」のフロントデザインにおいては、突出したヘッドライトと紅旗のエンブレムを「山」に見立て、さらに36本の直線で構成されたフロントグリルを滝に見立てることで「山水画」を表現しているなどと紹介した。
続けて記事は、マツダの日本人デザイナーの話として、「自動車のデザインには、そのブランドを代表すると同時に、その国の文化が反映されているべき」と伝えつつ、同デザイナーが「紅旗のデザインには情熱と情感が感じられ、中国だけでなく、日本や欧州から見ても紅旗のデザインは優秀だと称賛した」と報じた。
さらに、現在の中国自主ブランド車の大半は「国外メーカーの真似と模倣であり、その結果、自主ブランド車には“魂”がなくなってしまった」と批判し、5000年の歴史を持つ中国の純正な血を受け継ぐ自動車メーカーは「中国伝統のデザイン様式を自動車に反映させるべき」と主張した。(編集担当:村山健二)(写真は「CNSPHOTO」提供)
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