日本政府観光局によると、2015年に日本を訪れた中国人は499万超だったので、訪日中国人は訪中日本人の2倍以上になったことになる。
商用で中国を訪れた日本人は前年比6.9%減の77万8100人、観光目的の訪中は11.8%減の39万2800人だった。
商用で中国を訪れた韓国人は前年比6.2%増の110万5800人、観光目的の訪中は9.1%増の202万2400人だった。韓国の人口が日本の半分以下の5140万人程度であることを考えると、韓国人の訪中が極めて活発であることが分かる。
米国人、英国人、フランス人、ドイツ人の商用目的の中国訪問も2015年には前年比で2%-5%程度減少した。観光目的の中国訪問も4%-10%程度の範囲で減少した。
なお、親戚・友人訪問を目的として中国に入国した日本人は前年比15.1%増の5万3500人、韓国人は41.7%増の3万4300人だった。国際結婚あるいは日本/韓国国籍を取得した中国人の「一時帰省」が増えたと考えられる。
日本人の場合には年間11-12万人程度が、韓国人の場合には40万人程度が「就業」目的で中国に渡航しているが、2015年における人数変化は前年比で1%未満だった。
就業目的で中国への渡航の増加が目立ったのは、タイ人の前年比32.5%増・17万2800人、インドネシア人の30.5%増・14万5400人だった。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)
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