その答えを「小さいころからの肉体的、精神的鍛錬」に求める中国メディアは多い。そのなかで中国メディア・中華網は26日、公共交通機関に暖房がついているなど、社会的な「暖かさ」があってこそなのだという論調を含んだ記事を掲載した。
記事はまず、当事者である日本の女子学生が「ミニスカで寒くないのか」との質問に対して「そりゃ寒い」、「寒くないわけがない」と答えていることを紹介。一方で、彼女たちがカイロやひざ掛けを携帯するなど、一連の寒さ対策を持っているのであると説明した。そして「さらに、社会における種々の『やさしさ』について触れなければならない」とし、電車の座席の下にヒーターが設置されていること、駅などには暖房付きの「待合室」があることなどを挙げた。
記事は一方で「もちろん、見た目の美しさのために寒さを厭わないという考えの女子も一部にはいる」と説明。
真冬でも生足で街を歩くのは中高生の期間だけで、高校を卒業したとたんに「もうおばさんだから無理」と言うようになる女性は、少なくないのではないだろうか。おしゃれに対する意識、「みんなが履いているから」というやるせなさ、「今しか履けないから」というプレミアム感……さまざまな思いが寒さにも負けぬ彼女たちの「気合い」を生んでいると言えるだろう。
記事が示した「社会的な『暖かさ』」もミニスカ生足文化を支える一要素であることは間違いない。同時に、その視点は地下鉄やバスの座席が基本的に冷ややかなプラスチック製である中国らしいようにも思えるのである。
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