中国メディア・捜狐は22日、「韓国グルメと日本料理はどっちがよりおいしいか」と題し、さまざまなジャンルにおいて日韓双方の料理を比較する記事を掲載した。

 記事はまず、ご飯もの対決として寿司と韓国のり巻き(キムバプ)を紹介。
日本の寿司については海鮮をメインとした材料と甘みのある酢飯、新鮮なワサビが織りなす目でも舌でも味わえる色彩感を評価。一方韓国のり巻きは、寿司と異なり1種類しか存在しないものの、漬物をメインとしたその味は「寿司ほどの精緻さはないが、幸福感はある」とした。

 さらに、肉料理では日本の鉄板焼きと韓国焼肉を、碗ものご飯ではお茶漬けと石焼ビビンバを、麺ものではうどんと韓国冷麺を、汁ものではみそ汁とテンジャンクッをそれぞれ比較している。また、鍋料理では日本代表としてすき焼き、韓国代表としてプデチゲをエントリー。高級料理から家庭的な団らんをもカバーするすき焼きと、苦しい時代に生まれて改良が重ねられてきた庶民の味、プデチゲのおいしさをそれぞれ紹介した。

 そして気になるジャッジだが、「精緻さで比べるならば、韓国料理は日本料理に及ばない」とする一方、「こってり味を好むのであれば、韓国料理が一歩リードといったところだ」とし、どちらにも優れた部分があるという「大人な回答」で締めくくっている。

 人の好みはそれぞれであり、そもそも「どちらがおいしいか」という問題自体が野暮ではある。個人でもさっぱりしたものが食べたいと思うことがあれば、今日は「ガツン」と行きたい時もある。いなり寿司が無性に食べたくなることもあれば、ゴマ油の香りがする韓国のり巻きに食指を伸ばす時だってある。要は、食べる本人がおいしいと思えればいいのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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