記事は、新海氏が韓国SBSテレビのインタビューを受けた際に「映画のスタッフリスト中に多くの韓国人の名前があるが」との質問を受けたと紹介。
そして、この発言に対して韓国のネットユーザーらが「新海誠も韓国の商業芸術分野における専門性を認めた」と喜んだとした。一方で「以前、中国で『君の名は。』をPRした時にも、メディアに対して『中国の動画制作技術とソフトウェアは決して日本に引けを取らない』と語り、これを一部メディアが『中国アニメは日本に負けない』と解釈した」と紹介している。
そのうえで、「韓国と中国は似たような問題を抱えている」とし、「下請けでは比較的低価格で日本側のミッションを完成させることができるが、自らが制作した国産動画は全くお話にならない。企画、脚本、商業作品の品質コントロールといった面で日本とは一定の差がある」と論じた。
昨今、テレビアニメのスタッフロールを見ると確かに韓国や中国のスタッフと思われる名前が目立つ。新海氏の話は決して地元メディアに対してのリップサービスだけではないだろう。下請け作業を積み重ねることにより徐々に実力を身に着け、やがては「主役」に躍り出るかもしれない。問題は、下請けの地位に甘んじ続けるか、それとも「主役」に這い上がろうとする意気込みを持っているかどうかだ。
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