中国で公開された恋愛映画史上、初日観客動員数No.1ヒットになった「シチリアの恋」(原題:Never Said Goodbye)が、日本に上陸する。中国での公開は2016年8月。
上半期の恋愛映画としては初日観客動員数ナンバーワンを記録し、話題をさらった。主演は、第2のペ・ヨンジュンと呼び声の高い韓国の人気トップスターのイ・ジュンギ。ヒロインは、チャン・イーモウ監督の映画『サンザシの樹の下で』でデビューし、中国で人気女優として活躍するチョウ・ドンユイ。日本では、4月22日から、シネマート新宿ほかで全国で順次ロードショー。

 物語は、音痴のジュノ(イ・ジュンギ)からの突然のシチリアへのオペラ留学宣言により、フィアンセであるシャオユウ(チョウ・ドンユイ)との関係にもピリオドが打たれた。絶望したシャオユウは、ジュノの突然のシチリア行を不信に思い、本当の理由を探ろうとするが…。


 遠く離れてもお互いを想う気持ちは変わらない二人が、どうして離れ離れにならなくてはいけなかったのか。ジュノがシャオユウの元を去った衝撃の理由に涙せずにはいられないだろう。中国・上海と、イタリア・シチリアを行き来しながら、国境と地域を越えて愛を育む一組の男女を描く正統派ラブストーリー。

 主演のイ・ジュンギは、本作で中国スクリーンデビュー。2001年からモデルとして活躍後、2000分の1の競争率からオーディションで合格。2005年公開の『王の男』で一躍脚光を浴び、現在もKNTVにてドラマ「麗<レイ>―花萌ゆる8人の皇子たち―」やWOWOWのドラマ「夜を歩く士(ゾンビ)」が放送中。
ハリウッド超大作『バイオハザード:ザ・ファイナル』にも出演している。

 このたび解禁されたポスターでは、中国の人気女優チョウ・ドンユイを挟むよう、韓国の人気スターのイ・ジュンギと台湾の人気スターのイーサン・ルアンが座り、国境を暗示するかのように背景の色がくっきりと分かれている。それぞれがいる場所に何らかの意味を感じ取ることができる。

 監督は、『ジャンプ・ボーイズ』を撮った林 育賢。製作はスタンリー・クワン(『ロアン・リンユイ』『長恨歌』)。101分。
配給はハーク。(写真は、「シチリアの恋」ポスター、(C)All Rights Reserved 2015)


【関連記事】
実際行ってみるとやっぱりすごい、日本の成人文化産業 ビデオや雑誌が平気で売られている 
新海誠氏「日本アニメに韓国は不可欠」発言に、韓国ネット民が狂喜乱舞
日本を恨んでいるが、愛してもいる・・・行くたびに複雑になっていく、日本に対する気持ち
【コラム】中国で「君の名は。」がヒット
なぜだ! 中国の若者はなぜ日本文化に強い興味を示すのか=中国報道