日本の交通インフラは運行時間に正確であることで広く知られている。電車や地下鉄のほか、新幹線も事故やトラブルがない限りはダイヤどおりに運行されており、利用者は目的地に到着する時刻を容易に把握することができる。


 中国メディアの今日頭条は6日、日本の電車に乗車したという中国人による手記を掲載し、日本の各種鉄道が時間に正確である理由が分かったと伝えている。

 記事は、日本の電車や地下鉄などの運転士や車掌は駅に到着するたびに、決まった動作と決まった掛け声で確認作業を行っていると伝え、「現代に相容れない古びた行為に見え、逆に関心を持った」と紹介。当初、日本人は新しい取り組みを嫌うのだろうかと考えたとしながらも、運転席を覗き込んだ時に自分の考えがあまりに浅いことを思い知ったと論じた。

 続けて、日本の各種鉄道では運転士が懐中時計を使用していると紹介し、現代において、「なぜ、まだ懐中時計を使用しているのか」、「運転席に時計を設置すればよいのではないか」と疑問に感じたとしながらも、鉄道は時間のちょっとしたズレが重大な事故につながりかねず、運転士にとっては現在の時間や残りの時間を一目で把握できる懐中時計のほうが好ましいことを指摘。

 一見するとアナログに見える「懐中時計を使用する」、「人の目と声による確認作業」という、「ずっと続けられてきたやり方」を現代においても堅持する日本の鉄道会社の姿勢から、「日本の鉄道の時間に対する敬意が見て取れた」と主張。こうした姿勢があるからこそ、日本の鉄道は時刻に正確な運行が可能なのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF.COM)


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