日本の発達した鉄道網はしばしば中国大陸や台湾のメディア、ネットユーザーから注目を集める。網の目のように張り巡らされた鉄道網を象徴する鉄道路線図も、「まるで電気回路のようだ」と驚嘆の対象になることがある。


 台湾メディア・聯合新聞網は22日、「すごい! 日本が作った全台湾鉄道地図 驚きの細かさ」と題した記事を掲載した。記事は「日本の大衆輸送路線図は錯綜して複雑だが、まさかこのほど日本のサイト上で日本各都市の鉄道路線図とともに台湾の鉄道路線図が制作されるとは思わなかった。台湾のネットユーザーさえも、すごいと驚嘆するほどの出来栄えだ」と伝えている。

 記事が紹介したのは日本の「ひまわりデザイン研究所」が制作した台湾鉄道路線図だ。記事によれば、路線図には台湾全土の鉄道路線が描かれており、台北や高雄の「捷運」、高速鉄道、空港トラムはもちろんのこと、阿里山支線といったローカル線まで完全に収録されているとのことだ。

 実際に同研究所の制作した路線図を見てみると、台北、台中、台南、高雄といった主要都市を中心に、全土の鉄道路線が描かれている。そのビジュアルは、台湾の鉄道を利用したことがない日本人でも既視感を覚える。なぜなら、日本の鉄道路線図のようなデザインだからだ。

 記事は「南投の路線が書かれていない、一部の駅が書かれていないといった小さなミスを指摘するネットユーザーがいる。しかし、日本人が台湾人よりも完成度の高い台湾の鉄道路線図を制作したことは、それでもなお『跪いて地図を見る』レベルである」と評している。

 現時点で同研究所が発表している海外の鉄道路線図は、台湾のみ。今後も各国・地域の路線図が続々増えていくか、楽しみだ。
(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)htu1117/123RF)



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