中国の政府要人が乗っている自動車として真っ先に思いつくのは「紅旗」である。1950年代に創業した老舗メーカー・第一汽車のブランドであり、中国の自動車界を象徴するような存在だった。
日本で言えば、トヨタ・センチュリーのような位置づけだ。

 中国メディア・今日頭条は23日、「日本にある中国大使館では、どんな車が使われているのか 1号車はなんとこのクルマだった」とする記事を掲載した。記事は、中国国旗がフロントに立てられた、中国大使が利用する自動車の写真を紹介。この車両がトヨタのセンチュリーであることを伝えた。

 そのうえで「日本では、政界、経済界のボスが選ぶ公用車と言えばセンチュリーだ。その外観はとても地味であり、自動車を理解していない人が見れば安い車だと思うかもしれない。しかし実際は、製造技術から装備に至るまで、トヨタの乗用車の最高水準が駆使されているのである。輸出量は少ないため、日本本国以外でその姿を見ることは難しいのだ」と説明している。

 さらに「日本自動車発展史上でも稀有な傑作であり、多くの愛好者がセンチュリーを崇拝している」としたうえで、その内装も写真で紹介。外装同様派手さはないが、部品1つ1つが非常に精細に作られているとした。

 中国の大使館なのだから、中国産の自動車が使われてて当然・・・と思う中国人も多いのかもしれない。そういう人たちにしてみれば、日本ブランド車を利用しているというのは残念な情報だろう。
なお、北京の日本大使館では日本メーカーの自動車が利用されているようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Zhu Zhong Quan/123RF)


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