東京の都心から近い羽田空港にも国際線が数多く就航するようになったが、それでも多くの外国人観光客が利用する東京エリアの空港は成田空港だろう。成田空港は都心エリアに出るまで自動車で約90分、有料特急で約40分と時間がかかることが大きなネックと言える。
中国メディア・今日頭条は16日、成田空港から東京都心までわずか20分で移動できるサービスが誕生したとする記事を掲載した。

 記事は「東京と成田空港をわずか20分で結ぶ? そう、電車ではなく、ヘリコプターだ」としたうえで、ヘリコプターサービス会社が16日よりヘリコプターの「シェアリングサービス」を開始したことを紹介した。

 使用されるヘリコプターは乗客を8人乗せることができ、席単位で利用することができる。そのため、より費用を節約でき、多くの客を呼び込むことができるという。東京都心と成田空港を往復するほか、箱根や初島へ行くコースも選ぶことができるとのことだ。

 記事は「東京から成田空港まで自動車なら90分かかるが、ヘリコプターなら20分。大量の時間を節約できる。しかも利用当日は会社がヘリポートまで無料のタクシー送迎サービスを提供してくれる。また、事前に荷物をホテルや住宅、空港まで無料で送ってくれるサービスもある」と説明している。

 都心から遠いという成田空港のネックを一気に吹き飛ばしてくれるヘリコプターサービス。気になるのはそのお値段だが、記事は「電車が3000円、バスが1000円で済むのに対し、ヘリコプターは1席あたり5万9800円から。この値段は、どれほどの緊急事態なら利用しようと思うだろうか」とコメントした。
残念ながら庶民が簡単に利用できる値段ではなく、富裕層向けの高級サービスといった位置づけだ。中国人観光客の多くも「そんなに高いのはさすがに乗れない」と思うだろうが、一方で中国の富豪たちは大きな関心を示しそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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