中国メディアの今日頭条はこのほど、日本では中国と違って新幹線や地下鉄などで保安検査や手荷物検査は一切行われていないと伝えつつ、保安検査が行われない理由について考察している。
記事は、2015年6月に新幹線の車内で火災事件が起きたことに触れつつ、驚くべきは「この事件は1964年の開業以来、初めての火災事件だったことだ」と指摘。その後、日本政府は各鉄道会社に対して手荷物検査を行うよう求めたが、現実的に対応が難しいとして導入が見送られたと紹介した。
続けて、15年6月の火災事故以降、日本の各種鉄道では放火や殺人などの事件が起きていないのも事実であり、日本の公共交通機関は確かに保安検査を行わずとも安全を確保できていると指摘。東京などの大都市では毎日非常に多くの乗客が地下鉄などの公共交通機関を利用しており、各駅で保安検査を行うことは確かに非現実的であるとした。
また、日本では各乗客を対象に保安検査を行うことは「乗客を犯罪予備軍として扱うのと同じであり、人権侵害」という見方もあると紹介する一方、どのような意見があろうと「日本の治安が世界的に良いことは間違いなく、社会不安もない日本では各所で保安検査を行わなくても、事故や事件はもとから発生しないのだ」と指摘。治安の良さが日本の公共交通機関で保安検査が行われない本質的な理由だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメーシ?写真提供:(C)ymgerman/123RF 広州駅のセキュリティチェックの様子)
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