海外旅行をする中国人が多くなっていても、頻繁に旅行ができる人は極わずかだ。多くの中国人は日本への旅行を計画する際、思う存分満喫できるよう様々なことを考慮するようだ。
中国メディアの今日頭条は28日、団体ツアーで日本を訪れた中国人が「自身の経験が参考になれば」との思いで、訪日した際に感じたことを紹介する記事を掲載した。

 日本語がいくらか話せたり、日本に友人がいれば訪日旅行も楽であろうが、多くの中国人は日本を旅行したいと思っても、「どのような時期」に「どこ」を観光するのが良いかを自分で計画するのは難しいようで、この中国人も悩みに悩んだ末、訪日初心者にふさわしい大阪と東京を結ぶ「ゴールデンルート」をめぐるプランの団体ツアーに申し込んだのだという。

 この中国人の訪日目的は主に「買い物」であったようで、用意した1人1つの中型スーツケースを商品で一杯にすることを目標に空港を出発したそうだ。記事は、買い物を堪能する旅のなかで印象的だったこととして「サービスが良いこと」、「空気がきれいだったこと」、「ホテルの部屋は狭いが機能的で何でも揃っていたこと」、「店員が強引な押し売りをしないこと」、「食べ物や飲み物は中国の2ー3倍の値段」だったことを挙げた。初めて日本を訪れた中国人はこのような点で日中の違いを感じるようだ。

 今では中国でもメディアを通じて日本の情報を知ることができるが、わずか1週間ほどの団体ツアーで日本のすべてを満喫するのは難しい。桜や紅葉を楽しむためには季節を選ばないといけないし、彼らも7月のツアーだったため梅雨による影響もあったようだ。

 しかし、「店員が強引な押し売りをしない」ことなどもあって、質の高いサービスのもとで欲しいものは思う存分購入でき、全体としては日本旅行に満足できたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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