中国メディア・今日頭条は9日、「日本人が中国についてどう考えているかを見て、ちょっと悲しくなった」とする記事を掲載した。記事は、米国のインターネット掲示板で行われた「日本人は中国についてどう考えているか」という議論の内容を紹介。
議論の参加者は在米日本人もしくは、この掲示板常連の日本人ネットユーザーだという。

 議論は、中国に好感を抱くという人と、ネガティブに捉える人とに分かれている。ポジティブな印象を持つユーザーからは「中国語を勉強している。歴史にとても興味があるし、中国の書道も好きだ。できれば中国に留学して、中国人の友だちを作りたい」、「日本文化の多くは中国からやってきたので、日本人は中国の歴史や文化に興味を持っている。代表的なのは三国志や孫悟空だ」「中国人は日本のメディアが宣伝しているような反日ではなく、とても付き合いやすい。そしてとても友好的で勤勉だ」、「中国には活力と変化に満ちている」といった意見が寄せられたと紹介した。

 記事は一方で、ポジティブな内容よりもネガティブな点を指摘する声が多かったと説明。「中国を好きな人が多い。覇道的だし、歴史問題に執着して日本をいじめている」、「大部分の日本人は近現代の中国を好きではない」、「一部の日本人は中国が危険だと認識している」、「中国人は粗暴で自分勝手で、いつも第2次大戦の話を持ち出してくる。中国の汚染や黄砂が心配だ」、「中国人観光客がやってくると秩序が乱れるから、たくさん来ないで欲しいと思っている」、「総じて、日本人は中国にあまり関心がない。自分のことにしか興味が無いのだ」といったコメントを取り上げている。


 「悲しくなった」というのは、「昔の中国は好きだけど、今は嫌い」など、現代の中国に対する好感度が思った以上に低いこと、多くの日本人の中国に対するイメージがいまだに「貧しくて汚い」という段階に留まっていることによるものだろう。不安や偏見を煽り立てるような情報に注目が集まるなか、さらにリアルな相互理解を続けていく努力が必要だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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