日本では年末年始とお盆は多くの人がまとまった休みを取りやすいタイミングであるため、海外旅行に出かけたり、実家に帰省する人で各公共交通機関は混雑する。帰省ラッシュの光景は毎年の風物詩だ。
中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の年末年始の帰省ラッシュとUターンラッシュを紹介する記事を掲載したところ、中国人ネットユーザーから「中国に比べれば大したことない」というコメントが寄せられた。

 日本の暦は新暦が採用されているため、12月末から1月初旬にかけての帰省ラッシュは毎年同じように繰り返される冬の風物詩となっている。記事は、毎年この時期に多くの日本人が実家へ帰省したり、観光旅行へ出掛けたりすると紹介し、駅や空港は多くの日本人であふれかえることを紹介している。続けて、新幹線も非常に混雑し、東京から各地へ向かう新幹線の乗車率は100%を優に超えることや、日本各地の高速道路も大渋滞となることを紹介し、「日本も中国の『春運』と同じような混雑が起きるのだ」と紹介した。

 「春運」とは中国で毎年、旧正月に繰り広げられる「公共交通機関が大混雑する現象」だ。日本と違って旧正月(春節)を大々的に祝う中国だが、春節になると出稼ぎ労働者をはじめとする人びとが一斉に帰省するため、駅や空港は大混雑となる。

 13億人を超える人口を抱える中国だけに、「春運」の混雑ぶりは日本の比ではなく、その光景は「民族大移動」と呼ばれるほどだ。それゆえ、中国の春運を体験したことがあるであろう中国のネットユーザーからは、「日本の人口は1億2000万しかない。わが国の春運に比べれば年末年始の帰省ラッシュなんて余裕」といった声が寄せられていた。

 2018年の旧正月は2月16日だ。多くの中国人は2月15日から約1週間ほど休みになる。今年も中国では凄まじい大移動が繰り広げられるのだろう。
この時期に中国へ渡航する予定がある人は注意が必要だ。どこへ行っても人だらけで、飛行機や高速鉄道のチケットは非常に予約が取りづらくなってしまうためだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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