中国メディアの今日頭条は26日、この現象の理由について日本の番組が紹介したことを伝える記事を掲載した。ガリガリ君で有名な赤城乳業は10円値上げに際してお詫びのコマーシャルを流したことで話題となったが、現実には多くの企業が消費者には分かりにくい方法で事実上の「値上げ」をしていると指摘している。
記事は、さば缶、ヨーグルト、コンソメ、コーヒーなど生活に密着した商品が、容量が小さくなったり数量が減ったりしていると紹介。だが、いずれも並べてみると違いが分かる程度で、気が付いた利用者からすると裏切られた気持ちになるのだろう。
しかし、番組によれば必ずしも実質的な値上げばかりではなく、「単身や2人世帯が増えたため」という理由もあり、量を減らして値下げしている商品もあるという。また、実質的な値上げであっても、企業としても苦渋の選択のようだ。
例えば、ある関西のおにぎり工場ではコメの値上がりのため、コンビニに出荷するおにぎりを5グラム減量した。消費者にとっては5グラム減ってもほとんど気が付かないが、大量生産するメーカーにとってはコスト削減になるのだと紹介している。原料調達コストが上昇するなかで、商品価格の高騰に敏感になっている消費者を前に、値上げを防ぐには中身を減らさざるを得ないという現状が見えてくる。
記事は最後に、中国国内にもこういう現象が見られるのでは? と問いかけて結んだ。しかし、中国では「直接値上げ」する方法が取られていると言えるだろう。日本と違って給料も物価も上がっており、値上げはやむを得ないことと感じている中国人が多いようだ。
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