中国では玄関の扉が二重になっているのをしばしば見かける。これは本物の扉の前に「防盗門」と言われる防犯扉がついているためだ。
中国の住宅ではこのような防犯扉の他、窓に鉄格子のついた防犯窓など、不審者の侵入を防ぐためのハードな防犯設備が目立つ。中国メディア・今日頭条は23日、「どうして日本の家庭では防犯扉が必要ないのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「人間は一生をかけて温かい家庭や快適な住まいを求めて奮闘し続けるものである。それゆえ、住宅選びからインテリアまであれこれと慎重に考える必要がある。さもなくばその後の生活に多くの問題が生じることになる。たとえ見栄えが美しかった家でも、やがて自身や家族に災いをもたらすようでは何の意味もないのである」としたうえで、幸せで快適な生活を過ごすために、中国では防犯扉や、防犯窓といった設備が欠かせないものになっていることを紹介した。

 その上で「ではどうして日本の家庭には防犯扉がないのだろうか」と疑問を提起。理由について、日本では防犯設備のニーズを満たす製品として最もよく見られるのが赤外線の防犯設備であり、赤外線システムが玄関のドアや窓などに設置されていると説明し、「このため中国のように大きくて分厚い防犯ドアを日本で見かけることは少ないのである」としている。

 記事はさらに、集合住宅を中心とした日本の家屋の玄関ドアには頑丈な防犯扉がついていないだけでなく、扉の真ん中あたりに「口」までついていると指摘。「これは郵便物を投入するためのもの。例えば、水道・電気・ガス・電話などの料金通知といった郵便物がここから屋内に向けて投入されるのである」と説明した。

 赤外線システムの普及という以前に、泥棒に入られるリスクが元々中国よりも低いという点については説明がされていない。
その代わりに記事は、日本では窃盗犯罪に対するペナルティが非常に重いと伝えており、その一例として、以前日本でお賽銭から10円玉1枚を盗んで逮捕された男が懲役1年の実刑判決を受けたことを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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