記事は反日デモの際に「集中攻撃」を受ける日系車は主にヴィッツ、シティ、サニーなど「大衆車」が破壊の対象になっていると紹介。一方、レクサスやインフィニティ、アキュラのような高級車が破壊されることはなく、パジェロなどはもってのほかだとした。
これはなぜなのだろうか。簡単に言えば高級車に乗る中国人は権力者が多く、破壊してしまうと報復が恐ろしいからだ。また、パジェロやランドクルーザーに乗るのは「筋肉隆々」の人である場合が多いと指摘し、中国人民解放軍の関係者であった場合は、「やはり報復が怖い」と指摘。記事は、「報復のできない小市民」がターゲットになっていて、被害者は泣き寝入りするしかない現状を伝えた。愛国心を掲げながら、実際には同胞を攻撃しているだけの卑劣な行為ということになる。さらに中国の愛国者が絶対に攻撃、破壊しない日系車は「トヨタ・コースター」だろうと指摘。「トヨタ・コースター」と言えば、中国では政府関係者が視察の際などの移動で愛用する車であり、皮肉を込めているようだ。
一方で記事は、「そもそも日本製品の不買など到底できないことだ」と指摘した。
記事は最後に、世界の製造業の核心国として、ある国の製品を不買するというのは「愚の骨頂」と切り捨てているが、まさにそのとおりだ。結局、不買や破壊運動は社会に対する不満を発散する手段の1つにすぎないということなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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