日本を訪れた中国人は「日本は街や道路も非常に清潔だ」と称賛するが、清潔感が感じられるのは街だけではないという。「日本人」も清潔感を醸し出しているように感じられるそうで、これは日本人は男性も女性も身なりに気を使い、女性は年齢に関わらず化粧をするのがマナーとなっていることと関係があるのかもしれない。


 中国メディアの今日頭条は12日、日本人が身なりに気を遣うのは、駅を見ればわかるとする記事を掲載した。記事は、日本人にとってのきちんとした身なりとは高価な服を着るという意味ではなく、「清潔感と調和」を重視したおしゃれのことだと分析。色やデザインに派手さを求める中国の価値観とは違うため、中国人からすると日本人のファッションは地味と感じられるようだが、清潔感があるのは間違いないだろう。

 では、日本の駅を見るとわかるというのはどういう意味だろうか。記事はまず、日本の駅には身支度を整えられるように化粧室が設けられており、鏡が付いていると紹介。「電車に乗って、これから顧客や友人、恋人などに会う人のため、身なりを整えられるようにしている」と日本ならではの需要を紹介した。
そのため、駅の出口付近には必ずトイレがあり、電車の車両内にも鏡が設置されていることに感心している。

 また、記事が紹介した別の点は、日本でも新しいサービス「鼻毛脱毛専門店」だ。「気が付いて押し戻してもすぐに出てきてしまう鼻毛」を気軽に解決することができ、安心して人に会えるとした。日本では、鼻毛が出ている人は「仕事ができなさそう」、「年収が低そう」といったイメージが持たれるため、鼻は実は重要な身だしなみだとした。

 さらには、中国でも似たようなサービスが流行っているが、10分というスピードでヘアカットしてくれる専門店もあると紹介。一般の美容室は予約が必要で、閉店時間も早く時間も費用もかかるため、最近増えている「社畜」にはありがたい存在だろうとコメントした。


 中国人は、その大陸的おおらかさのためかは分からないが、身だしなみについても「おおらか」な人が多いように感じる。寝癖をつけたままオフィスで仕事をしている人もいるほどだ。何事も細部にわたって気を配る日本人は身だしなみについてもこだわりがあると言うことができ、この点では中国人とは異なっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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