日本では地下鉄などの駅にはコインロッカーが設置してあるのが一般的だ。大きな荷物を持った乗客にとって、駅のコインロッカーに荷物を預けることで、身軽なまま駅周辺での用事を済ますことができて大変便利な存在だ。


 コインロッカーの存在に慣れている日本人から見ると、「中国には宅配ボックスは存在するのに、なぜ駅にはコインロッカーや手荷物預かり所がないのか」と疑問に感じられるようだ。中国メディアの快資訊は26日、日本ではおなじみのコインロッカーが中国に存在しない理由について考察している。

 日本の駅にあるコインロッカーは交通系ICカードなどを使ってスマートに荷物の出し入れができ、非常に便利だ。出張や旅行などの際に誰もが一度はお世話になった経験があるのではないだろうか。

 記事は、中国にもコインロッカーは空港など一部の場所に存在すると紹介する一方で、地下鉄には存在しないのが通常だと指摘し、「なぜ中国では便利なコインロッカー普及しないのか」と疑問を呈したうえで中国各都市に地下鉄が存在する今、コインロッカーがないのは不思議であると伝えた。

 続けて、中国でコインロッカーが普及しない背後にはコスト、安全リスク、そして、ニーズの少なさという3点があるとし、不特定多数の人が使用するコインロッカーは管理やメンテナンスに多額のコストがかかると強調。コインロッカー自体は高いものではないが、その運用に必要なコストが嫌われているとの見方を示した。

 次に安全リスクを挙げ、中国であれば爆発物や麻薬などがロッカーに入れられるリスクがあると指摘。中国の地下鉄では日常的に乗客の手荷物検査が行われているため、ロッカーの安全管理に人的リソースを割く余裕がないと論じた。また、中国では空港や駅に荷物を預けたり、発送したりできる場所があるため、コインロッカーに対するニーズ自体がさほど大きくないうえ、中国人はそもそもコインロッカーがない生活に慣れているため、中国にはコインロッカーがあまりないのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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