多くの中国人が日本人に対して抱くイメージとして「真面目で礼儀正しい」というものがある。ものの見方には二面性があるように、なかには「日本人は真面目であるゆえに頑固で、融通が利かない国民性」と感じる中国人もいるようだ。


 だが、中国メディアの快資訊はこのほど、「日本人はルールを自発的に守ることができる国民性」と論じつつも、その一方で中国人の目には日本人は「融通が利かず、杓子定規な国民性」に映る理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、中国人の立場から日本人を観察したとき、日本人は「臨機応変な対応」ができず、「規則しか守れない、ぼんやりした人びと」と見られていると主張した。確かにルールを守るということは臨機応変な対応をしないということであるため、中国人の目には「融通が利かない」国民性にも映るのだろう。

 中国では日本のように「ルールは守るべきもの」という概念は希薄であり、「上に政策があれば、下に対策あり」という言葉があるとおり、人びとは「いかに規則の抜け道を探すか」を考える傾向にあると言われる。

 最近、中国人による国民健康保険のただ乗りが問題となっているが、こうした行動は中国人の「いかに規則の抜け道を探すか」という考えを実践したものとも言えるだろう。日本人ならば他国の健康保険を悪用して他国の医療サービスにただ乗りすることはほとんどしないだろうが、中国人からすれば「抜け道」を用意している方が悪いのであり、「抜け道が存在するならば、活用しなければ損」という考え方なのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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