日本を訪れる中国人旅行客が増加しているが、多くの中国人は日本語が話せず、また日本人の多くも中国語を話せないため、初めて訪日した中国人旅行客は中国語のできる人にガイドを依頼するケースが多い。

 こうしたガイドは日本在住の中国人が務めるケースも多いのだが、この組み合わせでトラブルが起きることもあるようだ。
中国人ガイドが日本をあまりに称賛するため、中国人旅行客が「気を悪くしてしまう」のだという。

 中国メディアの快資訊はこのほど、日本在住の中国人ガイドは日本の良さを知っているだけあって、日本の美点を称賛することもあると伝える一方、日本に対して複雑な感情を抱いている中国人旅行客のなかには「ガイドの日本賛美を耳にして、気分を悪くし、『中国に帰る』とまで言いだす人もいる」と伝えている。

 記事は、現代の日本に対する中国人の評価といえば「清潔で、秩序があって、人びとは礼儀正しい」というものだと伝え、年々増える中国人旅行客のガイドを務める中国人も日本を高く評価し、ガイド中に日本を賛美する言葉を口にするケースがあると紹介。

 こうした言葉に対し、一部の中国人は気分を害し、「自分は日本に旅行に来ているが、歴史は忘れていない」、「気分を害した! 中国に帰る」などと言いだす旅行客もいるのだという。日本と中国の間に不幸な歴史があるのは事実だが、中国人ガイドが日本を称賛しただけで立腹しては旅行が台無しになってしまう。せっかく日本にいるのだから、客観的な目で日本を見てみれば、中国人ガイドの話が本当かどうか分かるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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