中国メディアの快資訊は11日、「列に並ぶ」ことに関して、日本と中国をはじめ、各国で違いがあるとする記事を掲載した。それぞれの国民性が分かる分析となっている。
記事はまず、インドだったらどうかを考察している。カースト制度の名残があるインドでは、身分の高い者は当然のように割り込みし、身分が低ければ何も言えないのだという。次いで英国人について、さすがジェントルマンの国だけあり、きれいに一列になり、静かに自分の順番を待つと紹介。もちろん列に割り込む人はいないという。では、韓国はどうだろうか。韓国人は列をつくるが、待っている人はおしゃべりするなど騒がしく、英国のように静かで整然とした雰囲気はないとした。
それにひきかえ、日本は変わっているという。記事は日本に関して意外にも「怠惰」と評価した。どうやら、筆者はレストランなどで順番を待っている客が、椅子に座っているところを見かけたらしく、「回転寿司」を連想したと感想を述べている。これはいうまでもなく、順番を待っている客に椅子を提供する店側の細やかなサービスではあるが、列に割り込まれないように常に警戒している中国人が見たら、怠惰に感じても不思議ではないかもしれない。
最後に、これまで列に割り込む人が多かった中国はというと、最近では新たな傾向が見られるそうだ。都市部には多くの出稼ぎ労働者が地方から出てきているが、「自分の靴が汚れていることを気にして、靴を脱いで店に入る人」がいると紹介。「中国の民度は時の流れとともに変わる」と、かつては民度の低さの代表のように言われた出稼ぎ労働者の民度が高くなっていることを強調した。
行列ひとつをとっても、お国柄が良く表れていると言えるだろう。割り込まれることを心配することなく、椅子まで用意されて悠々と待ち時間を過ごせる日本人は、「怠惰」ではなく、ゆとりのある待ち時間を過ごしているということだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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