中国メディア・東方網は23日、連日の猛暑が続く日本列島で、東京都内の最高気温が観測史上初めて40度を超えたほか、京都府では伝統的な祭りの一部が中止になったと報じた。

 記事は、23日午後に東京都青梅市で40.3度を記録し、記録が残るなかで初めて東京都内で40度を超えたとしたほか、埼玉県熊谷市では41.1度となり、日本の歴代最高気温記録を更新したことを紹介した。


 そして、中国人観光客にも人気の高い日本の古都・京都では38度以上の気温が8日続き、この後も猛暑が続くとされており、24日開催予定だった京都の伝統的な祭りである祇園祭のイベント「花笠巡行」を中止することが決まったと伝えている。

 記事は祇園祭について、大阪の天神祭、東京の神田祭と並ぶ日本三大祭りの1つであり、1966年に始まった花笠巡行はこれまで大雨で中止したことはあったもの、猛暑で中止になるのは今回が初めてだと説明した。

 祭りを楽しみにしていた地元の人や観光客にとっては残念ではあるが、「当日は児童や年配者、女性が数多く参加するため、熱中症が懸念される」という主催者の見解と判断は至極まっとうであり、英断と言えるだろう。

 同じ京都では23日、昼間に試合開始予定だった高校野球選手権京都大会の準々決勝2試合の開始時刻を遅らせ、最後の1試合をナイター開催とする措置が取られた。これも球児や審判、応援団そして観客の健康を考慮した「ファインプレー」だ。今後、日本の夏では、今までの慣例にとらわれない柔軟な避暑対策がますます必要になるはずだ。また、この時期に日本を訪れる中国人を始めとする外国人観光客へのケアも考えなければいけない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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