中国メディア・東方網は26日、「日本版兵馬俑」としばしば称される観光スポットが日本にひっそりと存在することを紹介する記事を掲載した。

 記事は「中国の陝西省西安市には秦の兵馬俑があることは、世界の人が知っている。
しかし、日本国内にもしばしば『兵馬俑のようだ』と称される公園があることはあまり知られていない。日本といえば富士山、東京、大阪といった場所が人気であり、数百体もの石像が並ぶ『石仏の森』と呼ばれる場所が富山県にあることは、日本人であっても知らない人が多いのだ」とした。

 そして、この「石仏の森」について「ある富豪が建造したもので、数百体に及ぶ石像が山の斜面に建っている。仏教の羅漢を模して彫刻された石像が多く見られとともに、リアルな人物をモデルとして彫られた像さえ並んでいる。一体一体モデルが異なっているとのことで、現地を訪れた外国人観光客からはしばしば『まるで日本版の兵馬俑だ』と評される」と説明している。

 また、約30年前にオープンしたこの公園は当初大々的な宣伝もあったことで多くの来場者を呼び込んだものの、徐々にその知名度は低下していき、客足も遠のいたと紹介。毎年訪れる人の数は数えられるほどになり、今や荒涼とした雰囲気を醸し出しているとした。さらに、石像たちも然るべき保護がされていないことで時間の経過とともに風化し始め、顔や佇まいがすでに変化したものや、形が崩れてしまったものさえあると伝えた。

 現地の様子を撮影した写真を見ると、鬱蒼と生い茂る植物の中にひっそりと数多の石像が並んでおり、独特の雰囲気を醸し出していることがうかがえる。そして、もともとは明るいグレーだったであろう石像たちは、風雨にさらされてきたことで黒ずみ、涙を流しているように見えるものもある。実際に訪れると、奇抜さとともに寂しさが混じった、何とも言えない気分になりそうなスポットだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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