中国高速鉄道の車内などで販売されている弁当は「高額なうえに不味い」と悪評高い。中国においても、日本で販売されている駅弁は「美味しいうえに価格は手頃で、種類も非常に豊富」であることは知られているが、実際に日本で駅弁を食べると「がっかり」してしまう中国人は少なくないようだ。


 中国メディアの快資訊は5日、日本の駅弁の高い評価は「遠く中国にまで轟いている」と指摘し、日本を訪れた多くの外国人が「駅弁を食べてみたいと願っている」と紹介する一方、中国人にとって日本の駅弁には「がっかり」する点があると主張している。

 記事は、外国人のなかにはわざわざ駅弁を食べるために日本を訪れる人もいるほどだと指摘し、各地の特産品をふんだんに使った駅弁の美味しさは「非常に高く評価されている」と紹介。駅弁を制覇すれば日本各地の特産品すべてを制覇できるほどだと伝えた。

 また、日本の駅弁は材料が新鮮で、見た目も良く、「時間とコストをかけて開発したことが良く伝わってくる」と強調し、日本は「さすがに弁当大国」であると主張。中国は食の大国であるにも関わらず、高速鉄道の弁当は「消費者を満足させられるポイントを1つでも探すことが難しいほど」であり、日本に完敗だと主張した。

 一方で記事は、日本の駅弁は確かに美味しく、美しいが「中国人にとって口に合うとは言い難い」と主張し、それは「一般的に冷たいため」であると指摘。中国人はもともと体を冷やすことを嫌い、冷たいものを口にする習慣がないが、日本の弁当は「冷たい」まま食べることが一般的であるため、中国人にとっては「冷や飯」を食べているような感覚となってしまい、「冷や飯なら中国高速鉄道の弁当の方がまし」とすら感じてしまうのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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