中国メディア・捜狐は13日、中国の小学生が両親とともに日本「遊学」の旅に訪れ、日本の各地でさまざまな見識を深めて帰ったことを紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介した小学生は関西国際空港から日本に入り、ユニバーサルスタジオジャパンなど大阪観光をしたのち、奈良公園、名古屋のレゴランド、東京の日本未来科学館、お台場、東京タワーと巡り、最後に、富士山を訪れて旅を締めくくっている。


 まず、関西国際空港では生まれて初めて無人運転のシャトルに乗って感動を覚えたこと、空港ターミナルから電車に乗って市街地へ向かう途中で見た車窓の風景を見て「海は青く、雲は白く木は緑。環境が非常にきれいで気分が晴れ晴れとする。環境を愛護して地球を守る、まずは自分の身の回りから始めなければいけないと感じた」ことを紹介した。

 また、奈良公園では中国人観光客にも人気がある鹿と対面。「鹿は奈良で『神の使い』とされていて、みんな積極的に鹿を守っている。自動車は進んで鹿に道を譲るのだ。鹿と奈良の市民が仲睦まじく共存する姿を見て、とても感動した」と伝えている。

 さらに、レゴランドではある体験アトラクションについて言及。「日本は地震多発国で、日本の子どもは小さいころから災害に対する警戒や自己救助の訓練をたくさん受けるという。ここでは、子ども用のブロックと積んで自分の好きな建物を作った後で、さまざまなクラスの地震を発生させ、自分の建物が地震に耐えられるかどうかを確かめることができるのだ。ものすごく勉強になった」とした。

 そして、お台場に向かう途中で乗車した「ゆりかもめ」についても「無人運転で、しかも非常に正確に停車することができる。
じっと観察していたのだが、電車のドアとホームの自動ドアが本当にぴったりと開いたり閉じたりする。そして、車両もとても静かに軌道の上を走るのだ」と感慨を覚えたことを紹介している。

 このほかにも訪れた各スポットで、紹介しきれないほどのたくさんの体験をするとともに、実に多くの事を学んだようだ。多感な幼少期に普段とは違う世界に飛び出し、さまざまな物を見聞きするというのは、やはり貴重な体験なのだ。本人にとってはもちろんのこと、遠い目で見れば中国の社会にとっても財産になることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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