中国メディアの今日頭条はこのほど、中国高速鉄道を利用した日本人男性が「これは酷い」と感想を述べたという「ある物」について紹介する記事を掲載した。

 中国を訪れる観光客のなかには「中国が誇る高速鉄道は果たしてどれほどのものか」と、自ら試そうと乗車する人もいる。
記事は、日本人は中国に対して多少偏見を持っていると主張し、中国高速鉄道に乗車する際も、「日本の新幹線と比較し、どこか奇妙な点はないかという目線で見ている」と主張した。

 続けて、車内販売で35元(約580円)の弁当を購入したという日本人乗客のエピソードを紹介。日本の駅弁は特に種類や特色があることで有名で、「中国の駅弁は果たしてどんなものだろう」と多少の期待をもって試したようだと伝えた。

 しかし、日本人乗客の率直な感想は、「見た目からして雑で、実際に粗末」、「味はごく普通であり、内容から考えると安くはない」と大きく落胆し、「これは酷い」と述べたと紹介。簡単に弁当の中身を紹介すると「3種類のおかずに白米」というもので、煮込んだ肉、煮卵、炒めた野菜が味気ない容器に雑然と詰められ、おかずの色は茶色だけであり、「彩り」などどこにも見当たらない。

 また、35元という金額は中国では確かに高額だ。
なぜなら15-20元(約250ー330円)も払えば美味しいランチが食べられるからであり、中国高速鉄道の車内販売の弁当がいかに高額かがよく分かるだろう。日本人乗客が「これは酷い」と指摘した弁当は、中国人の間でも不満が高まっており、記事にはこの日本人の率直な感想に同意する声も多く見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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