日本は、経済が発展していて近代的な国であると共に、日本独特の文化や豊かな自然が多くの中国人を引き付けていることは周知の事実だ。一方、日本ではベッドではなく畳の上に布団を敷いて寝る文化が存在することに疑問を抱く人も多い。
その理由として記事は、「日本は国土が狭く、人口密度が高いため、国民が使用することの出来る土地が狭い」ことを紹介し、空間を有効的に活用するために、「日本では畳の上に布団を敷いて寝たのだろう」と分析。そうすることによって、布団を押入れに収納してしまえば、寝室として使用している畳の部屋も、日中は別の目的で使用することができると紹介している。
続けて記事は、「日本の気候」も関係していると分析している。日本は、中国南部と同じ温暖湿潤気候に属しており、湿気が多い。そのため、石や木で出来た床の上に直接布団を敷いて寝ると、湿気が体に入り込んでしまい風邪を引きやすくなってしまう。だが、畳には調湿機能や断熱性能があるため、日本では畳の上に布団を敷いて寝る文化が広がったのではないかと考察した。
中国では一般的にベッドで睡眠を取ることが一般的であるため、床に布団を敷いて寝る文化は物珍しいようだ。近年、日本の文化を体験するために日本を訪れる中国人が増加しているが、畳の上に布団を敷いて寝ることも、日本の文化としてぜひ体験してもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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