記事は、近年日本が中国人に最も人気のある旅行先になっており、多くの中国人観光客が東京や大阪、京都、富士山など、日本の特色あふれる観光地を訪れ、日本文化を体感するほか、日本のグルメにも舌鼓を打っていると紹介した。
また、「普段中国国内では財布の紐が固い人たちが、日本に行くと金など要らぬと言わんばかりに買い物をしまくる。それはまるで目に入ったものはすべて買うといったような勢いで、特に個人輸入業者たちは早朝から店舗の前に並んでお目当ての商品を狙う。中国人観光客たちが大挙して買い物をした後の店内は、多くの商品が売り切れ状態になるのだ」としている。
そのうえで「中国人観光客が日本で熱狂的な買い物を繰り広げるのに対し、中国を訪れた日本人観光客はどんな様子かというと、彼らは非常に理性的な買い物をするのである」と指摘。日本人観光客が中国で購入するものは主にお茶とお酒に集中しているとし、「日本人によるお茶の愛好ぶりは中国人に引けを取らず、中国の茶道に対する関心も高い。そして、お酒で最も人気があるのは紹興酒だ。紹興酒が持つふくよかな香りと味わいには、日本のお酒とはまた違った魅力があるのだ」と伝えた。
そして最後に、「中国人観光客の日本での買い物と、日本人観光客の中国での買い物は、鮮明なコントラストをなしている。そして、日本人の理性的な行動は、中国のネットユーザーたちを悶々とさせると同時に、中国人観光客の行動に対して深く考えさせるのだ」と結んでいる。
「爆買い」の現象は収束したものの、それでも日本を訪れる中国人観光客の購買意欲はまだまだ旺盛だ。理性的になりすぎてあまり物を買わなくなってしまえば、中国人の財布に大いに期待している日本の商業界としては残念である。理性を持ちつつも、ショッピングに対する情熱は忘れないでほしいというのは、わがままなお願いだろうか。
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