日本を訪れる中国人観光客が増加しているが、多くの中国人は「日本の夜の街」にも楽しみと期待を抱いている。なぜなら、中国は昼間の喧騒もさることながら、夜は仕事を終えた人々が街に繰り出し、食事をしたり、露店の美味しい匂いに誘われて食べ物をつまんだりしながら街の散策をするので、夜の街では必ずその土地の名物料理を味わうことができ、また街の活気を体で実感できるためだ。
こうした期待を胸に抱いて日本を訪れた中国人は、日本の夜の街を見て「人が全然いないではないか」と衝撃を受けるという。日本人からすれば、日本の夜の街は静まり返っているほど人がいないわけではないし、それなりに賑やかではないかと思うことだろう。しかし、中国では夜になると何処からともなく屋台が出てきて通りに並ぶ「夜市」がどこの街にもあって、昼間と違った景色が広がる。人気の場所はすれ違うのも困難なほど多くの人が繰り出すので、まるで祭りの縁日のような状態になることもあるほどだ。こうした期待を持っているので、中国人が日本の夜の街を見て「人がいない」とがっかりするのは無理もないと言える。
記事は、「さらに衝撃を受けるのは、日本人が街に出ない理由だ」と指摘し、「日本人は家に帰っているのではなく、残業のために会社に残っているのだ」と説明した。それで、夜の街を出歩く人が少ないのは「大半の人が残業をして、真面目に働いていることを示している」とし、日本には中国ではあまり見られない「残業文化」があるのだと主張した。そして、こうした理由を知り、夜な夜な街で遊ぶ習慣のある中国人と比較した時、「急に恥ずかしさを感じた」と吐露した。
仕事時間が長いことが必ずしも勤勉だとは言えず、近年は働き方改革が叫ばれているように、効率の良い働き方が模索されているのが現状だ。記事も指摘しているとおり、中国の街は夜になっても活気にあふれており、日本人が中国を訪れるなら、昼と夜の街の変貌ぶりに衝撃を受けるかもしれない。
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