中国メディア・東方網は6日、日本の温泉旅館に宿泊する際、部屋にお菓子が置いてある理由について紹介する記事を掲載した。日本独特の風情が漂う温泉旅館での宿泊体験を希望する中国人観光客が多くいる中で、部屋の机の上に茶器とお菓子が置いてあることに興味を持つ人もきっと少なくないはずだ。


 記事は、寒い今の季節の温泉は格別の体験であり、温泉との長い付き合いの歴史を持つ日本では温泉旅館という宿泊施設が存在するなど、独特の「温泉文化」が存在すると紹介。そのうえで「部屋に用意されているちょっとしたお菓子は単なるおまけではなく、実は利用客の安全を守る役割を果たしているのだ」とした。

 そして、日本のテレビ番組で先日放送された内容として「宿泊客は旅館にやってくる道のりの中で知らず知らずのうちに多くの血糖を消耗しており、チェックインを済ませてからすぐに温泉に入って旅の疲れを癒そうとするは、健康上非常に大きなリスクがある」と伝え、温泉のお湯に浸かることで運動時と同じように大量の血糖を消費するため、空腹状態で温泉に入れば急速に血糖値が下がって眩暈や手足のしびれなどの症状が発生する恐れがあると説明した。

 そのうえで記事は「日本では、温泉施設を持つ多くの飲食店や旅館では、係員が丁寧な応対でチェックインの手続きを済ませると同時に、客にお茶とお菓子を提供する。それは、客が空腹状態で温泉に入るのを防ぐためなのだ。ほんの小さな物の裏には、非常に大きく奥深い道理が隠されていたのだ」としている。

 「無料」の物をこよなく愛する人が少なくない中国人観光客にとって、チェックインと同時に提供されるおいしいお菓子はとても喜ばしい存在のはず。ましてや、底には利用客の健康を配慮しつつ、「おいしかったらぜひ買って行って」という宣伝要素も含まれていると知れば、きっと感心することだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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