記事によると、日本のネットユーザーからは「可愛すぎる」「素敵なサービス」「面白い」など中国人客と同じような反応があった半面、「逆に悲しくなる」「1人であることが余計に目立ってしまう」「余計なお世話」といった否定的な意見もあった。
記事は、日本人にとって「一人飯」はごく一般的なことであり特別扱いする必要はないと解説している。日本には、人気漫画「孤独のグルメ」(中国では『孤独的美食家』)の主人公である井之頭五郎もいる。また、1人でご飯を食べるための保温弁当箱などグッズが数多くあり、カウンターが1人ずつ区切られたラーメン店もあると紹介した。
「家族や友人が一緒に食べる」のが当たり前の中国では、ひとりで鍋料理を食べることは考えにくいことだろう。それでも、ハイディーラオのサービスが始まったのは、ライフスタイルが多様化しつつあって、ひとりで外食するということも増えつつあることがうかがえる。
日本では「一人飯」が当たり前どころか、1日の全ての食事を1人で食べる「孤食」が社会問題とまでなっている。日本のネットユーザーから、「こういう中国の文化は好き。優しさを感じる」との声も上がったのは、「孤食」が都市部の若い層に増えている日本の現状に対し、何らかの疑問や「孤食疲れ」のようなことを感じているのかもしれない。
ハイディーラオは日本でも新宿や池袋に支店を出しているので、すでにこのサービスについてご存知の方も多いだろう。この心温まるぬいぐるみサービスは中国だけでなく、日本の店舗でももちろん展開しているとのこと(ただし、数に限りがある)。
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