中国メディア・東方網は4日、冬の雪が降り積もった栃木県日光市を訪れて感じた「日本の小さな町の美しさ」について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本旅行の道中では美しい景色を見てしきりにため息が出たと紹介。
「ネット上でいつも見るような趣深く、かつ、きれいな街並みに加え、日本のアニメやマンガで見た風景が今、自分たちの眼前に広がっている。まるで夢の世界のようである」と評した。

 そのうえで、作者が先日雪のまだ残る東京郊外の小さな観光の街である日光を訪れたとし、その様子を写真とともに説明。日光は山と湖、そして、滝が自然の景観を織りなす、日本有数な国際観光文化都市であり、毎年世界から多くの観光客がこの地にやってくると伝えた。

 そして、日光を代表する観光スポットである日光東照宮を紹介。徳川家康を祭った神社であることを説明したうえで「ここでは歴史を感じるとともに、周囲の景観が素晴らしく、その美しさは息をつく暇がないほどだ。山の木々と川の流れは、日本の先人が建てた神社を鑑賞するわれわれに、この街が持つ特別さを感じさせるのである」とした。

 また、現地には様々な売店が存在し、地元の特色にあふれた商品が並んでいると伝えた。どの土産物をとっても、そこが日光であることが分かるほど地方色に富んでおり、まさに風景と文化が一体化した観光小都市であると評している。

 一方で記事は、現地では観光客を除くと地元の人の姿をあまり見ないと指摘。若い人の多くは東京などの大都市に出てしまい、高齢者が残されている状況であるとした。そして、最後に「今後この小さな観光都市がどう発展するのか。
数年後再び訪れてみたい。また違った感覚が味わえるかもしれない」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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