記事によると中国では近年、多くの旅行会社がお花見のコースを打ち出している。大手旅行社の中青旅を例にとると、主力は中国国内、日本、欧米、海に浮かぶ島の4分類で、代金は1千元から3万元(約1万6千円~48万円)までさまざまある。
「お花見という目的からすると、日本で桜を見るのは最も人気のコースの一つだ」と記事は紹介する。7日前後の旅行で代金は8000元(12万8千円)ほど。日本が人気を集める理由の一つが、この旅行代金だ。欧米に行く場合は、団体ツアーで1万元~3万元(約16万円~48万円)かかる。オランダのチューリップ畑、ブルガリアのバラ祭り、カナダ・バンクーバーの桜祭りなどが人気のコースだという。
中国の旅行会社スタッフは、「国内旅行は経済的でお得。ネットで人気の菜の花を見たければ、江西省のブゲン県や、陝西省の漢中盆地、雲南省の羅平県に行けばいい。新疆ウイグル自治区のトクスン県のアンズの花、杭州市富陽区の桃の花、広州市渓頭村の桜など各地にそれぞれ特徴がある。
中国では近年、一般的な観光地をめぐるだけでは満足しない「深度游(シェンドゥヨウ/ディープな旅)」の人気が高まっている。記事は、今のところ中国国内のお花見旅行の多くは「歩き回って写真を撮るのがメインで、行程がバラエティに欠ける」と指摘。「日本では、(花を)鑑賞するバスのほかに、サイクリングや遊覧船などもある。条件がそろった場所では、旅行客は桜を眺めながら温泉につかったり、スキーをしたりもできる」という「深度游」愛好者の声を紹介し、中国国内の花の名所も、この点を向上させる必要があると述べた。(編集担当:伊藤由記)(イメージ写真提供:123RF)
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