中国メディア・東方網は8日、中国を含めた世界的では「国際婦人デー」として広く知られている3月8日が、日本では全く別の「記念日」として認識されていると報じた。
 
 記事は3月8日について「国連が定めた国際婦人デーだ。
この日は女性たちが世の中に果たしてきた貢献や成果を評価してたたえるべく、全世界でさまざまなイベントが行われる」と紹介した。中国でも「三八婦女節」として国が定める記念日の1つとなっており、女性には半日休む権利が与えられている。また、各地で女性を労う活動が行われるのだ。

 一方で、記事は「日本ではこの祝日は大して重んじられていない」と紹介。その代わりに、日本の3月8日は企業や業界団体などが制定したさまざまな「記念日」になっているとした。その1つが「みやげの日」であり、その由来を「み」が3、「や」が8の発音に通じるからという奇妙なものと説明するとともに、桜の時期を含めた春の観光シーズンを迎えるにあたり、日本の全国観光物産振興協会が観光や土産物の需要を掘り起こすべく制定したと伝えた。

 そして、「みやげの日」の到来を前に、日本の各種ショッピングサイトでは全国各地の土産物商品のセールが行われ、通常より安い値段で購入することができたと説明。記事はこのほか3月8日について日本では「サワークリームの日」、「さやえんどうの日」、「サバの日」、「ミツバチの日」などとなっており、各業界で関連製品の販促活動を展開したと紹介している。

 中国の人びとは日本の社会について、女性の地位が高くないという認識を広く抱いているようだ。国際婦人デーの知名度が中国に比べてはるかに低いことを知れば、その認識はますます強くなるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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