数ある中華料理のうち、日本でもっとも知名度が高く、そして人気なのは「四川料理」ではないだろうか。日本の家庭の食卓にのぼることも多い麻婆豆腐のほか、コンビニなどでも売られている酸辣湯や坦々麺はいずれも四川料理だ。
中国メディアの今日頭条は3月31日、「日本人はなぜこんなに四川料理が好きなのか」という主題で疑問を投げかける記事を掲載し、「中華料理の1つである四川料理が日本人に受け入れられていることは非常にうれしいことだ」と伝えている。
記事はまず、東京・西新宿の新宿中央公園で4月20日と21日に開催される「四川フェス」を紹介し、しびれる辛さを求めて非常に多くの日本人が訪れる人気フェスだと紹介。ほかにも、最強の麻婆豆腐を決める「四川祭」などが開催されていると紹介し、主催者が中国人ではなく日本人であることからも、日本人は非常に「四川料理が好きであることがわかる」と強調した。
続けて、日本人に四川料理が受け入れられている理由を考察、1950年代に陳建民氏が日本に渡ったことが始まりだと伝え、今ではすでに閉校しているが、中華料理を学ぶ学校なども開設されたことで「四川料理が徐々に日本全国へ広まっていった」と指摘。四川料理が日本人に受け入れられているのは「中国人としてはとてもうれしいことだ」と主張した。
「四川料理」と言えば、山椒による辛さ(麻、マー)と唐辛子による辛さ(辣、ラー)が特徴となっている。日本で提供されている四川料理の多くは日本人好みに調整されていて、本場の四川人からすると「塩辛いだけで、麻と辣がない」と感じられるようだ。中国を訪れる機会があれば、本場のしびれる辛さが特徴の四川料理を味わってみてはいかがだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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