記事は、人間にとって睡眠は快楽の1つだが、日本人は特に居眠りが好きだとし、電車、オフィス、カフェから公共スペースまであらゆる場所で、老若男女問わず居眠りしている光景を見かけると紹介。そこには、日本人の日常生活に対するストレスの強さを垣間見ることができるのだとした。
また、日本人は睡眠時間が世界的に見て少ないとも説明。それゆえに電車などで眠気を堪えることができずに居眠りしてしまい、通勤通学の電車内で当たり前のように眠っている人を見かけるのだと伝えている。
さらに、日本人が公共の場で堂々と居眠りをする理由の1つに、社会に対する安心感もあると指摘。「安らかな寝顔には、日本人の自国の治安に対する信頼が見える。起きても財布や携帯電話がなくなることはないのだ」としたほか、マナーとして電車や公共スペースで騒がず、静かな環境が保たれていることも、居眠りにとっては「好条件」になっていると紹介した。
記事は、日本では会議や授業が格好の居眠りの場になっているとも伝え、国際会議などでも日本人が眠そうにしているのをしばしば揶揄(やゆ)されることがあるとした。そして、日本人には「長時間にわたり全力で仕事をして疲労困憊の中、あるいは病気で体調がすぐれない中、それでも会議に参加することは勤勉さ、責任感、自己犠牲の精神の表れとみなす傾向がある」と解説し、会議での居眠りは大目に見られることが多いとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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