中国のSNS・小紅書(RED)に19日、「東京で日本人の女の子からお守りをもらった」との投稿があり、反響が寄せられている。

投稿者の女性によると、東京での最終日、池袋から成田空港行きのバスに乗ろうと思ったものの乗り方が分からず、仕方なく日暮里まで移動してスカイライナーに乗ることにした。

しかし、スカイライナーの切符の現金での購入方法が分からず悪戦苦闘。結局、近くにいた「日本人のお姉さん」に声を掛け、翻訳アプリを通じて「この切符を現金で買うにはどうすればいいですか?」と尋ねた。

日本人のお姉さんはアプリを介して根気強く話を聞いてくれ、事情が分かると有人窓口まで一緒に付き添ってくれ、購入も手伝ってくれた。女性が何度も感謝を伝え、持っていたチョコクッキーをプレゼントすると、お姉さんはとても驚いた表情を見せたという。すると、お姉さんは持っていたお守りを女性に渡してきた。

思わぬお返しに驚いたという女性は「お守りは日本人にとって大切なものだと知っていたので断ろうとしたけど、どうしてもと渡してきて『Good luck』と言ってくれた」と回想。別れ際、改札越しにお姉さんにハートのジェスチャーを送ると、笑顔を返してくれたという。

スカイライナーの車内でお守りを確認したところ、愛知県名古屋市の熱田神宮の「白鳥守」だということが分かったといい、「胸打たれた。人と人の絆はこうして深くなるものなのかしら。おそらく人生でもう彼女に会うことはないと思うけど、このお守りを見るたびに今回の出会いを思い出すと思う」とつづった。女性は日暮里から成田空港に向かうスカイライナーのチケットと、もらった「白鳥守」の写真をアップしている。

中国のネットユーザーからは「心が温まる」「感動したよ」「本当に尊い」「泣いた。

どうしてそんなに優しいんだろう」「優しい人に出会ったね(涙)」「めっちゃ温かくなった。また会えるか分からないけど、お互いに素晴らしい未来があるといいね」「前回日本に行った時に、地下鉄でスーツケース2個にかばん2個を持ってひょこひょこ歩いていたら、明らかに方向が違うのにおじさんが引き返してきて荷物を持つのを手伝ってくれた。『どこの人?』って聞かれて『中国人です』って答えた。出口までしばらく荷物を持ってくれた(泣)」「ネットにアクセスするのは、まさにこういう投稿を見るためだよ!」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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