2025年9月19日、韓国・朝鮮日報が「日本のインディーズバンド『スーパー登山部』に韓国の楽曲を盗作した疑惑が浮上している」と伝え、韓国のネット上で注目を集めている。

同バンドは23年に結成され、名古屋を拠点に活動している。

記事によると、問題となっているのは今月10日にリリースされた新曲「山歩」で、曲全体が韓国の国民的シンガーソングライター、故キム・グァンソク氏の代表曲「パラミプロオヌンゴ(風が吹いてくるところ)」に「酷似している」と指摘されている。

これを受け、バンド側は「私たち自身も驚くほど部分的にメロディーが似ている」と認めつつも、「韓国では有名な曲とのことだが、制作時にはこの楽曲を知らなかった」と盗作疑惑を否定した。

また、「『山歩』は山や自然を歩くことで心や生活が豊かになる情景を思い描きながら作った楽曲」と説明し、「今回のことをきっかけに韓国の名曲を知ることができ、音楽には国境を越えて人と人をつなぐ力があると改めて感じた」「日本の皆さまにも韓国の皆さまにも私たちの音楽を温かく受け止めてほしい」と強調したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国の作曲家や歌手が日本の楽曲を盗作してきた歴史について語ろうか?1980年代から2020年代まで、探し出したらきりがないほど事例が出てくる」「80、90年代に日本のものをパクりまくっていたから、何も言えない」「盗作問題についてはスルーした方がいい。過去の話を持ち出されたら本当に大変なことになる」などの声が寄せられた。

そのほか、「『温かく受け止めてほしい』と言うのは図々しくない?法的な問題を感情で片付けようとしている」と指摘する声や、「日本が韓国の楽曲を盗作するなんて、時代は変わったね。間違いなく今がK-POP、韓流文化の全盛期」「それだけキム・グァンソク氏が偉大だということ」「気分は悪くないな」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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