中国のSNS上で15日、「日本の職場の距離感」との投稿が話題になった。

在日中国人とみられる女性によると、ある日、職場に出勤した時、隣の日本人の同僚が良い匂いの香水を付けていたので「今日の香水、とても良い匂いですね」と声を掛けたところ、同僚は慌てた様子で「ごめんなさい。

もし(匂いが)迷惑だったら教えてください」と言ってきた。女性は「いえいえ、すごく好きな匂いですよ」と伝えたものの、それ以降、同僚は香水を付けてくることはなくなったという。

女性は「私が褒めたことが嫌味と受け取られたのかは分からない。だけど、私は本当に心から良い匂いだと思って言ったんだけど(泣)」とつづっている。

この投稿に中国のネットユーザーからは「われわれ(の職場の距離感)とはまるで違う」「同僚の間には仕切りがあるような他人行儀さ(笑)」「日本人は本当に敏感」「何でも気軽に評価してはいけない感じ」「日本にいなくて良かった」「そんなに気にしてたら疲れちゃうでしょうに」「(その同僚は)何もそこまで気にしなくてもいいのに」といった声や、「遅刻してきた日本人の教授に『お忙しそうですね』と言ったら気まずそうにめちゃめちゃ汗を拭いてた。彼はたぶん私に嫌味を言われたと思ったんだと思う」との実体験も。

一方で、「私はこういう感じ好き」「日本の職場の距離感は素晴らしいと思う」「これは共感力が豊かということでしょ。他人に迷惑をかけないようにという素晴らしい考え」「(中国)国内の職場は距離感がなさすぎる。人に対してあれこれと勝手な憶測をしたがるし、陰口を言うこともすごく多い。教養が低いと思う」「日本の職場の方が純粋」「私のずうずうしい同僚とずうずうしい上司を日本に研修に行かせてくれないかなあ」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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