中国・湖北省武漢市で、高速鉄道に乗車した男性が自分の座席に座ろうとしたところシート(座面のクッション部分)が取り外されてなくなっていることに気付いた。中国メディアの中華網が16日に報じた。

記事によると、男性は予約した11号車3Fの座席に座ろうとしたが、座席のシートが外された状態で骨組みがむき出しになっていた。乗務員が忙しそうだったため清掃員の女性に伝えて一緒に車内を探したものの、外されたシートは見つからなかった。

男性がとりあえず別の座席に座ろうとしたところ、車両の連結部分で2人の中年女性が大きな袋から何かを取り出すのが目に入った。よく見ると、それは男性の席のシートだったという。

高速鉄道に乗ったら座席のシートがない!おばちゃんが勝手に持ち去っていた―中国

女性らは座席の予約をしておらず、立ち乗りでは疲れると思ったのかシートを剥がして持ち去り、連結部分で座布団代わりにして座ろうとしていたとのこと。

中国のネットユーザーからは「何というか、すごい」「こんなの聞いたことないぞ」「とんでもないな」「泥棒だろ」「罰金を科し、ブラックリストに入れるべき」「これは犯罪。拘束せよ」「列車がデカくて良かった。そうでなければ列車ごと持ち帰られるところだった」といった声が寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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