中国人はせっかちな性格の人が多いように見受けられる。それゆえ、信号が青になるまで待つことが出来ない人が多いという。
中国メディアの快資訊は2日、日本と中国の道路の渡り方を比較する記事を掲載し、中国人が「日本から学べる点は多い」と伝えた。

 当然のことだが、中国の道路にも信号機が設置されている。信号機は車や人の交通の順番を制御することで交通秩序を保ち、人びとの安全を守ることが存在目的だ。安全や秩序を確保するために設置されている信号機であるが、記事は「待ち時間が長いため、多くの中国人が負担と感じている」と主張し、信号を無視して道路を横断したり、そもそも横断歩道のない場所で道路を横断する人がよく観察されると伝えた。

 さらに記事は、中国では信号を見るのではなく、「周りの人を見て道路を渡る習慣」があると伝え、こうした行動は「中国式の道路横断」と形容されていると伝え、非常に危険な方法であると強調。一方、信号待ちをしなくてはいけないという点では日本も同じだが、日本では信号を無視して道路を横断する人は非常に少ないと指摘し、その理由について「日本人の民度が高いからではなく、信号無視に対する罰則が厳しいからである」と主張した。

 続けて、日本では信号を無視して道路を横断中に事故にあった場合、信号を無視した側にも責任が問われることになると紹介。一方、中国では歩行者は常に弱者であるゆえ、信号を無視して事故に遭っても、保障される」という悪い習慣や考え方を助長するものとなっていると分析し、日本から学べる点は多いと強調した。

 中国でも都市部を中心に交通ルールを多くの人が守るようになってきている。一方、地方では徹底されていないのが現状で、交通警察や交通整理を行っている人が交差点に立っていても信号無視して道路を横断していく人は少なくない。罰則を厳しくするのも1つの方法かもしれないが、個々の中国人が安全意識を高めることやマナーの向上が重要と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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