
記事は、世界銀行がまとめた報告書で中国高速鉄道を評価するのは今回で2回目であるとし、報告書では「中国高速鉄道にとっては長期的な計画と規格の標準化が成功のカギとなった」と指摘したことを紹介。また、中国政府が定めた発展計画が発展のフレームワークをもたらし、設計にかかわる規格の標準化が建設コストの低下をもたらしたと評価したと伝えた。
続けて、中国高速鉄道の建設コストは他国の3分の2ほどであり、乗車料金は世界のどの高速鉄道よりも安いと指摘する一方、中国高速鉄道の投資収益率(ROI)は8%に達し、他国の大型インフラプロジェクトのROIを大きく上回っており、資本効率の高いプロジェクトとなっていることを強調した。
また、中国高速鉄道の営業距離は莫大な規模に達するが、定時運行率は出発が98%、到着が95%と高水準となっているとしたほか、高速鉄道が中国全土の都市を結んだことで各都市の発展モデルすら変化したと主張。中国高速鉄道が成功を収めることができたのは、綿密な計画のもと大規模な投資を行い、各地の地方政府と協力しながらサービスの質を高め、安全性に配慮してきたためであると主張し、こうした経験は他国にとっても「持続可能な財政と経済の効率性をバランスを取るうえで参考になる」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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