多くの中国人は、日本を静かな国だと評するが、それは称賛でもあり不満でもあるに違いない。中国人は人がたくさん集まるにぎやかな場所が大好きな傾向があるため、静かすぎる日本に寂しさを感じるようだ。その点、「日本の夜の経済」はそんな中国人を満足させてくれるのだろう。
記事は、日本の飲食業界は「自動車に次ぐ」主力の産業となっていると紹介。夜に営業する店も多く、高級料亭からレストラン、居酒屋など多くあり、友人同士が集って一緒に飲み、場所を変えて「はしごする」ケースも多く、日本では「酒は潤滑剤」と言われていると伝えた。
また記事は、東京などの大都市では、退社後の会社員を対象に深夜でも営業している映画館があることや、劇場、ゲームセンターなど遊ぶ場所はいくらでもあると紹介。「昼間よりも夜の方が財布のひもが緩む」という専門家の意見を紹介し、経済効果もあるとしている。
さらに「夜の経済」は大人だけのものではないと指摘。夏休みを中心に動物園や水族館では「ナイトツアー」が開かれることを伝えた。小学生を中心に企画されるもので、ガイドが付いているので生き物への理解を深める勉強にもなり、昼間とは違った楽しみ方ができると感心している。記事では触れていないが、ナイトツアーは日本全国多くの場所で開催されており、大人向けやおひとりさま向けなど各種開催されている。
居酒屋は中国でも人気が高く、こうした「夜の経済」も日本の魅力の1つと言えるだろう。海外からの観光客には、お決まりの観光ルートだけでなく、こうした「夜の経済」があることを知り、また違った魅力を見つけてもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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